テレワーク環境のCO2濃度をGrafanaで見える化する
はじめに
本記事は
- CO2モニタを使って、
- GrafanaCloudのGraphiteに情報を送り、
- テレワーク環境のCO2濃度を「見える化」した
記事になります。
CO2モニタ
今回利用するCO2モニタはこちら、CUSTOMの「CO2モニター CO2-mini」です。
CO2濃度計と温度計の機能がついているのですが、USBでPCと接続することでデータの取得が可能です。
Graphite
データの蓄積先としてはGrafanaCloudが提供するGrafiteを利用しています。データの閲覧はもちろんGrafanaです。
GrafanaCloudですが、先日Free Tierが発表されており今回のような用途であれば無料の枠で収まります。
構築
Graphiteのアクセス情報を得る
GrafanaCloudにログイン後、トップページからGraphiteのSend Metricsをクリックすると
が表示されます。Basic認証のパスワードは「Generate now」のところからAPI Keyを作成して取得しましょう。
Graphiteにデータを送る
下記にソースが置いてあります。
main.go
の認証情報を書き換えてください。
Grafanaで可視化する
左側のメニューから
Create(+のアイコン)
→Dashboard
→Add new panel
を選択し、Datasourceをdefault
からからgrafanacloud-xxxxxx-graphite
を選択し、QueryのSeriesからco2mini
/co2
を選択したら完了です。
おわりに
CO2モニタとGrafanaCloudの無料枠を使ってデータの蓄積と「見える化」ができました。
ちなみに、下記はテレワーク環境のAM8時からPM8時の二酸化炭素濃度の様子です。
13時前後に窓をあけて換気をしているのでppmが大きく下がっているのがわかります。
下記サイトによると学校環境衛生基準には「換気の基準としてCO2は1,500ppm以下であることが望ましい。」とのこと。
自分の部屋はすぐに高めになっているのでこまめに換気した方がよさそうです。
まだまだテレワークは続きそうなので、快適な仕事環境にしていきたいですね。